週刊新潮と週刊文春の区別はあまりつかないのかもしれない(中吊り広告)

今回は週刊新潮と週刊文春の電車の中吊り広告を比較


◎対象期間:2019年6月6日号

各社大きい字で書かれてる順に3つ抜粋


◎週刊新潮

1.

(「政府高官」がほのめかしていた「鶴竜」の忖度)

安倍総理のおもてなしは『トランプ夫妻』に金星なき『大相撲ショー』

2.

(宮内庁が気をもむ灰色交遊!)

(特捜部が家宅捜査!)

脛に傷のあるパチンコ社長と韓国二人旅という『紀子さま』ご尊父

3.

(WHOが警告!)

(悪玉コレステロールの心筋梗塞リスク!)

食べてはいけないパンの危険物質


◎週刊文春

1.

(発症しても幸せに生きるために)

『認知症』の手続き

2.

(第一回『秋篠宮家』研究)

『これ以上、公務はできない』紀子さまの自信喪失

3.

(1.8億円 結党スポンサーも『距離を置く』)

『政権よりカラオケ』枝野幸男の背信


《考察》


当初はニュースを一つ決め、その事件に対する見出しを各社比較していこうと考えていたが、予定は変更されるものである。


今回の対象は週刊新潮と週刊文春の電車の中吊り広告の比較である。

これらは田園都市線と小田急線内で発見し、撮影した。


まずどちらにも共通しているのは見出し(ここでは大きく書かれた文字とする)の前に小さな字でも見出しのようなもの(カッコ内に入れて記した部分)がついていることである。

業界的に名前がありそうだ。


これらはプラスαの情報であったり、著者の憶測的意見が多く、これらがある方が興味をひかれるであろうと感じた。


「パンの危険物質」の見出しが上手な例ではないだろうか。


この記事を読まなくても(大見出しより)パンには危険物質があることが知れる。

そしてそれが(小見出しより)悪玉コレステロールの心筋梗塞リスクがあるところまで知れる。


しかし、読まないとそれが「なんの物質か」は知ることができない。


このような構造になっているのではないか。

このように情報提供されると、多少脅迫型ではあるが買って読んでみたくなる心理になるのではないだろうかと考えた。


また、新聞やネットニュースとの差で一番気になったのは使い慣れない言葉が多いことである。


「金星」が相撲とかかっているのもわかるし「背信」がたとえ背信という言葉を知らなくても、なんとなく字面より、信念に背いている感じの意味であろうという推測もできる。


だが新聞などに比べると少々わかりづらいように私は感じた。


新聞よりは遊び心があり、少ない面積により多くの情報を載せなければならない状況から中吊り広告は独自の発展をしていると考えられる。


比較してみて、二社の比較というよりは、中吊り広告とその他の媒体との違いが気になってしまった。


この二社は「複製」事件もあったくらいだからか、そこまで大きな差はわからなかった。

構成も政治系、皇室系、芸能系、特集系の四つに分かれていて同じように感じた。

私自身が日ごろから熱心に二誌を読み比べていないためかもしれない。


少なくとも、見出しで二誌は判断できなさそうである。


今後もニュースにとらわれず、予定を大幅に変更しながら「言葉の比較」に注目していきたい。


2019.6.9 ムラタ



市民とメディア

武田ゼミ 2年 ムラタ 「市民とメディア」の課題より市民メディアを実践する。 ◎テーマ「見出し」「言葉」 ある一つを対象とし、 それらの見出しを比較する。 言葉の選択によって、 読者が受け取る印象は違うのではないか と考えたため。

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